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第2回:成績が出た後の声のかけ方について
成績の良し悪しに関わらず、共感を表すことで、次につながるやる気が引き出される
今回のポイントは2つです。
① 頑張ったことを聞く
まずは、「子ども自身が頑張ったと思うこと」を、『聞く』ことからスタートです。 「~ができてないじゃない」「スマホばっかり見てるからよ」など、頭ごなしに否定すると、子どもは「自分の気持ちなんか分かってもらえないんだ」と感じ、反抗的な態度をとったり、黙り込んだりします。
こういうことが続くと、結果を見せなくなったり、捨てたりするだけでなく、徐々に心を閉ざし、何を話しても受け入れてもらえなくなってしまいます。 次への頑張りにつながる話をするためにも、子ども自身がどんなことを頑張ったと感じているのかを理解してあげましょう。
② 子どもの頑張りを認め、共感を表す(オウム返し)
①で『子どものポジティブな言葉を引き出す』ことができたら、『共感を表す言葉』を伝えます。 その後に、親から見て「こんなところも良かった」と思うことを話すのも効果的です。
『結果』より『行動』を褒めるようにすると、その行動が促進されます。 子どもは、ポジティブに感じていることを言語化して、それに共感してもらえることで、心を開いていきます。この積み重ねによって、親の励ましやアドバイスなどの言葉を受け入れるようになります。
【 声のかけ方 】(例1)
親「今回は、何の教科を頑張ったの?」
子「うーん、英語かな。」
親「英語を頑張ったのね。どんなことをしたの?」
子「学校と塾の宿題はやったよ。」
親「宿題をきちんとやったのね。家でもよくやってたものね。」
【 声のかけ方 】(例2)
親「数学はどんな風に勉強したの?」
子「学校のワークは解いたよ。」
親「ワークを頑張ったのね。分からない所はどうしたの?」
子「塾で質問したよ。」
親「ちゃんと先生に質問して偉いじゃない。」
<最後に>
塾でも、多くの学習過程の中で頑張った部分に目を向けたうえで、改善すべきことを話し合い、アドバイスいたしますので、ご安心ください。